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  システムの切替えで当システムを導入したきっかけは何ですか。

  

  北陸の病院の中でも比較的早い時期から電子化に取り組み、2005年に富士通のHOPE Dr' noteを導入しました。
  しかし、病院の診療体制の充実に伴い、外来患者数やリハビリ件数、病床利用率が上昇したことで、前システムの処理能力では対応できなくなり、2012年システムの切り替えに踏み切りました。

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  システム切替えにあたり、他のメーカーとの選定方法などをお聞かせ下さい。（システムの機能差異や営業の対応など）

  

  更新にあたり、「富士通」にはこだわらず、病院にとってベストなシステムを選定するため、フラットな目線で各社のシステムの情報を収集しました。
  最終的に３社に絞り、３社によるデモンストレーションを行い全職員にアンケートを実施しました。
  このアンケート結果により、大多数の職員が選んだのがHOPE EGMAIN-LX でした。

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  導入作業はどのように進めましたか。

  

  各部署から約2人ずつ担当者を選び、部署ごとにワーキングを実施し、運用やマスタなどを決めていきました。
  他部署との連携で意見が食い違わないよう、また、全体に関わる検討事項を取りまとめるため、病院側とSE側ともに１名ずつ、全てのワーキングに参加し統一を図るようにしました。

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  導入時に苦労、またはストレスを感じたことはありますか。

  

  １つ目は、システムが大きくなった分マスタの整備も多く、思った以上に現場担当職員は苦戦していました。
  マスタの精度が高ければより良い事は承知していましたが、日常業務を並行していること、またレセ時期の繁忙期には、新システムの作業にあてられない期間が発生し、スケジュール上厳しいと感じる時もありました。
  ２つ目は、パッケージ型システムのため、ある程度設定変更できる個所が決められている点です。

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  導入時ストレスを感じた時(Q4)、
  弊社の社員に相談されましたか。その時の対応はいかがでしたか。

  

  担当SEさんには、現場職員の状況やリズムを考慮し、新システム整備への調整を細かく行っていただきました。システムの構築作業は、データ形式で整備したり紙の添削結果をそのまま渡すなど、病院の作業状況により柔軟に対応して頂きました。
  システム構築の終盤は、病院職員もSEさんも設定内容の見直しやテストなど、多くの時間を共に過ごしたため、互いに協力しあって築き上げたという達成感が感じられました。心配していた大きな作業遅延などはなく、また比較的安定した稼働を迎えることができました。
  また、当院導入のシステムはパッケージ型の電子カルテであり、大きく改造することはできないため、当院の運用パターン・業務内容により、パッケージ提案の活用では運営できないケースが発生しました。
  その時は、何が問題で、どのように改善されれば問題が解消されるか、妥協できるのはどの程度か…など詳細にSEさんに相談しました。
  SEさんによる他病院事例の運用紹介、また開発元への強いカスタマイズアプローチなどを経て、問題の解消につながりました。何でもシステムでまかなうという発想ではなく、運用でカバーできるのだというアドバイスから、担当SEの責任として構築に力を入れてもらった点など、病院側の目線でシステムを作り上げていく姿勢に信頼感が得られました。

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  システムを入れて良かった点、気に入っている点は何ですか。

  

  当院はリハビリに力を入れています。ただ前システムでは、リハビリ部門業務が搭載されていませんでした。EGMAIN-LXになってからは、医師からのリハビリ指示を受け、部門内の予約管理、受付業務、実施内容までを一括で管理できるようになり、リハビリ業務が大きく改善されました。
  また、当院は約60名のリハビリスタッフがいます。多くのスタッフが日々実施記録などを入力しますが、リハビリセンターに配置された端末では足りなくなることもあります。そのような時は、診察室や病棟で空いている端末を借り、院内のどの端末からでも入力できるので、スタッフの作業がスムーズに遂行できています。
  様々な職種の職員が、各々の場所で記載したカルテ情報を院内のどの端末からもリアルタイムに共有でき、システムのパフォーマンスが向上したことで、スタッフのモチベーションアップにも繋がっています。

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  システムを入れて不満な点はありますか。

  

  以前に使っていたものと比較し、大変スムーズに稼働しており大変うれしいです。
  ただ、マスタのメンテナンスなど、病院が手をかけなくても自動で更新されるとよりありがたいですね。

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  システム導入後の対応はいかがですか。
  要望、質問、不満などサポートとの連絡はスムーズですか。

  

  機能改善、医療改定、また不具合対応など、稼働後も密に連絡を取り合っています。セキュリティ上安全なリモート回線で院内端末と永和システム様の端末が接続されているため、不具合発生時、同時同画面にて現象を確認し合いながら問題に取り組むことが可能であるため、意思疎通がしやすいです。
  稼働後は主に、サポート専属職員が対応して下さり、諸々相談に乗ってもらっています。しかし、導入メンバーが完全にサポートと切り離れる事は無く、必要時、内部仕様に詳しい担当者が今も対応して下さるので安心です。
  また当院は医事のシステムも永和システム様に導入して頂いています。
  医事の事を確認したい、電子カルテの事を確認したい、と職員が質問したい分野は状況により異なります。永和システム様のサポートの窓口も医事と電子カルテに分かれているので、電子カルテについて聞きたいという時は、即時担当窓口に繋がる体制であるため話が早く楽です。事務系の質問においては、医事とカルテどちらの問題かを現場の判断では切り分けできず、どちらの窓口を選択すればよいか迷うときがあります。困ったなぁ…と頭を抱えたりもしますが、基本的にどちらにかけても内部で専門の担当者に振ってもらえるので、両システムを同じ会社から導入して良かったと感じます。

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  システムに対する今後の期待はありますか。

  

  パソコン・サーバーのハードウェアと、そのOSの問題で、一つのシステムを使用できる年数が自然に限られてきますが、病院にとってシステムの入れ替えは大変面倒です。同じものを何年も使えることがとても都合がいいですね。システム移行は通常業務の妨げであり、頻度を減らせることでスタッフへの余分な業務負担を減らすことができるのは確かです。
  また、メンテナンスの手間を少しでも減らせたらと思います。病名の更新や手術のセット内容が変更された…など、メンテナンスの操作性の向上や、自動更新など職員の手がかからなくなるとありがたいです。

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  弊社にして良かったと思う点はありますか。

  

  システムがきちんと動き続け、業務を円滑に進めることができる、というのは当たり前のことではありますが、それをきちんとできるための体制を作って下さっている点です。
  現場の職員からは、問い合わせたことに対しての反応が早いという声もあり、稼働後も永和システム様との距離を近く感じます。

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  弊社を一言で表すと何になりますか？

  

  サポーターです。
  肘や膝など弱った部分を優しく、でもしっかりと支えてくれるような、そんな存在ですね。

お客様からの一言

総務／白井 圭 様