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  導入したきっかけは何ですか。

  

  当院は、2013年7月に富士通の電子カルテシステム「HOPE EGMAIN-RX」を導入しました。
  電子カルテの導入は何年も検討していましたが、当院は1日に来院される患者さんの数が多いため、実運用における使い勝手やメリットが判然とせず躊躇していました。
  しかし、開院して17～8年経過し紙カルテやフィルムなどの量が膨大になり、管理が大変になってきました。それと共にカルテ類の保管スペースの確保が難しくなってきたため、まずレントゲンなどを電子化しフィルムレスにしました。その後、医師の勉強会などで、先輩医師や他の医師から、実際の運用での電子カルテの使い勝手や利点などを聞いて実用性を確信できるようになったので、電子カルテの導入を決めました。

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  新規導入ということで、他のメーカーとの選定方法などをお聞かせ下さい。（システムの機能差異や営業の対応など）

  

  いくつか候補がありましたが、それらの中から富士通のEGMAIN-RXを選んだ理由には３点あります。
  まず、当院は1995年の開院当初から富士通製医事システムを導入しており、同じ富士通製のシステムということでデータ移行が容易だったことです。次に、整形外科という診療科目に対応できる機能が十分に備わり、簡単に入力できる操作性の良さが好印象でした。
  そして、電子カルテ化の相談・導入・サポートを一貫して対応して頂けるのが永和さんだという点です。
  従来使用していた医事システムに何かあった時には、いつも永和さんに対応してもらっていました。どんな質問や相談事にもすぐに対応してもらえるサポート体制があることを、長年のお付き合いの中で知っていましたので、永和さんであれば非常に安心かなと、今後のお付き合いも考えてこのシステムに決めました。

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  導入時に苦労、またはストレスを感じたことはありますか。

  

  慣れるまでのストレスくらいですね。慣れるには１～２カ月掛かったと思います。使いこなせるまでは、入力が遅く感じられましたが、それも慣れてしまえば何の問題もありません。
  医師自体が患者様の診察を行いながら直接システムに入力するのは、ハードルが高く難しいのですが、入力用に医療クラークを導入しましたので業務に差し支えることはありませんでした。
  実質、今は紙カルテよりも幾分も早いので、このようなストレスはシステムに慣れることで解消されました。

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  導入時ストレスを感じた時(Q3)、弊社の社員に相談されましたか。その時の対応はいかがでしたか。

  

  入力の慣れが必要でしたので、入力の負荷を下げるためのテンプレートをたくさん作ってもらいました。
  システムに慣れてしまってからはそれらのテンプレート全てを使用するというような事は無くなり、今では本当に必要なテンプレートに絞って活用しています。
  自分たちの使用勝手に合わせてテンプレートを作成できるのは、業務面でも精神面でも助かります。

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  システムを入れて良かった点・システムの気に入っている点は何ですか。

  

  テンプレート機能は便利です。整形外科のテンプレートも豊富に準備でき、クラークの入力も非常に簡単に漏れなくできます。
  受付患者一覧も便利です。患者さんの受診や処置状況がわかり、事前に処置の準備などもできます。また、ステータス管理により、受診や処置、会計などの待ち状況も一覧で把握できますし、来院数が多く混んでいるときでも、処置などを漏れなく待たせない運用の検討もできました。例えば来院された患者さんに、注射などの処置指示箋を入れたクリアファイルを渡し、診療時と会計時に電子カルテとクリアファイルとでダブルチェックする運用です。
  その他、電子カルテにしたことで、薬だけを取りにくる患者さんやご家族にも、電子カルテを見ながら診療状況をきちんと説明することができるようになりました。また、受診日付と診療内容、履歴などを正確に管理できて監査対応もできます。
  特に助かっているのは、診断書や紹介状、その他多くの書類作成です。手書きの時は一から用紙に書き留め、ひたすら空白を埋めたり同じような内容を何度も転記したりと、書類作成には多くの時間を要していました。システムになってからは、入力した内容を流用でき、正確な情報を時間を掛けずに容易に文章化できます。
  電子カルテを導入して便利になり、満足しています。

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  システムを入れて不満な点はありますか。

  

  不満な点はありません。
  業務改善に繋がるより良い機能が出たら教えてほしいとは思いますが、今のままで十分だと感じています。

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  システムを入れたらこうしたい！こうなっていたらいいな！という期待はありましたか。また、その期待はかなっていますか？

  

  Q1にもありますが、当院は１日に来院される患者数が多いため、以前は診察内容のカルテ記載、患者様の処置の準備や放射線検査とのやり取り、また薬の準備や会計処理などに時間が掛かり、患者様を待たせてしまうことがありました。
  システム化されれば、カルテの搬送は不要、パソコンがある場所であれば常に新しい情報を確かめる事が出来る、しかも、文章や記載内容もある程度定型化できるのでスタッフ間の意思疎通が容易、無駄な転記作業は軽減され各自の作業効率が上がる、というようなことを多く期待していました。
  期待は、十分かなっています。Q5の気に入っている内容は、これらの期待がかなった箇所と一致したものです。
  やはり、整形外科のような患者さんと向き合う医療機関では、より多くの時間を患者さんへの診察に費やしたいですから。

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  システム導入後の対応はいかがですか。要望、質問、不満などサポートとの連絡はスムーズですか。

  

  サポート対応はしっかりしていますね。当院の問い合わせが不通になってしまったり、不安になるといった事は今までありませんでした。

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  弊社にして良かったと思う点はありますか。

  

  前回のシステム導入時からの信頼関係は引き継がれたまま安心して任せています。
  非常に円滑にサポートしてもらえているので、今も変わらずこの関係が安定していることはとてもうれしく感じている点です。

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  弊社を一言で表すと何になりますか。

  

  全く健康そのものの「滑液包」です。
  一般に滑液包は関節や腱の周囲に存在します。液体が入っている平らな袋のおかげで皮膚、筋肉、腱、靭帯などと骨がすれる衝撃を吸収してくれ、関節の動きを滑らかにするものを言います。
  ただ、炎症を起こすと腫れたり違和感を感じたり、水が溜まれば痛みを帯びたりと、いろんな形でいろんな箇所に支障が出てきますが、健全であればその存在は意識しなくても、しっかりと骨や軟骨・靱帯などの働きを支えている重要な存在です。
  我々の日々の作業を陰ながら円滑にサポートしてくれている永和さんは、まさに濁りのない元気な滑液包と言えますね。

お客様からの一言

看護師、診療介助、事務の方々